近藤典子
 今回、韓国の建設会社「KOLON E&C」より依頼を受け、分譲マンションのモデルルーム建設にアイディアを注ぎ、近藤流の収納や動線を最大限に活かしたプランが形になった。








 

  韓国では日本のように、”湯船に浸かるのがお風呂”という習慣とは少し違い、
湯船に浸かることより、半身浴やシャワーなどで身体を洗うケースが多いようです。
そこで今回、韓国の習慣を考慮しながら私が提案したバスルームは2タイプ。
1つは、”洗う”ということを主にした、普段使いや、子供やゲストのためのシャワー
のみの浴室。 もうひとつは、主寝室のバスルームでバスタブを設置。 身体の
汚れをとるというより、リラクゼーションの要素が強いスペースとなっています。











 

  韓国では、日本のホテルのように、バスとトイレと洗面台がユニットタイプで一緒に
なっているのが一般的。 必然的に、お風呂に入ったあとはバスルームに湿気がこもり、
あたり一面ぬれた状態のところで、トイレを使ったり、身支度をしなければなりません。
韓国の人はそれを我慢しているようで、今回私は、日本のようにバスルームとトイレ、
洗面台を分けることを提案してみました。 ただ、韓国でトイレが独立してあるというのは、
かなりめずらしいことのようでした。