近藤典子
 今回、韓国の建設会社「KOLON E&C」より依頼を受け、分譲マンションのモデルルーム建設にアイディアを注ぎ、近藤流の収納や動線を最大限に活かしたプランが形になった。








 

  いつもスッキリしておきたいのが"玄関”ですが、現実には、家族の靴やコート類、
ベビーカーやスポーツ用品、子供のおもちゃ等々で溢れんばかりのモノの山!
これでは気軽にお客様をお迎えすることもできません。 そこで私は、ひとつの玄関を
「ゲスト用」と「ファミリー用」の2つに分け、収めたいものを全てスッキリ収められ、かつ
出し入れしやすい収納ユニットを作りました。これで、外出するときの時間やストレスが
大幅にカットされ、家族やお客様をいつも笑顔でお迎えすることができます。










 

  韓国のお宅でよく見かけた、小さな足型のシール。 これ何だろう?と思いながら
ある日、玄関で帰り支度をしていると、4〜5歳の女の子がやって来てその足型の上
立ち、おじぎをしながら「アンニョンヒ カセヨ(さようなら)」。 足型の正体は、お客様 
に挨拶をする時のための立ち位置の目印だったんです! 韓国でのこの、大人に
対する子供のきちんとした態度をみて、大人と子供の立場をわきまえた関係こそ
今、日本人が見直さなければならないこと〜と思いました。